「ゲーム」が好き。

九州から東京に出てきてX年目のゲーマーが好きなゲームについて書きます。当面はドミニオン、アグリコラなどのボードゲーム中心かと思います。

【ドミニオン】Shelter環境下での既存カード(その1・基本)

まだ日本語版が発売さえされていないドミニオン・暗黒時代。

強烈な効果の王国カードが目白押しで、一部では「ドミニオンとは別ゲー」とまで言われているとかいないとか。

そんな拡張セットの中において、これまた異彩を放つ新要素である「Shelter」。屋敷3枚の代わりに初期手札に入れるカードで、使う場合はShelterと銅貨7枚からスタートすることになる。 

全てコスト1で、効果はそれぞれ:

  • 「OverGrownEstimate」・・・0勝利点/これを廃棄したとき+1カード
  • 「Hovel」・・・リアクション/勝利点を購入した時これを廃棄してもよい
  • 「Necropolis」・・・アクション/+2アクション
細かいルールは必要に応じて。(ドミニオンの日々とかに詳しいかも)。
 
パッと見大したことないカードばかりですが、暗黒時代の王国カードは廃棄がテーマとなっていることもあり、これらを有効に使うことでアドバンテージを得ることのできるものが多いです。
 しかし、サプライには暗黒時代のカードばかりが並ぶわけではありません。そこで、既存のドミニオンの王国カードの使い勝手が、shelter環境下でどう変わるのか、ということが本記事の主旨です。
(暗黒時代の王国カード考察はもうドミマニでやってるしね)
(この記事も似たもの載ってたらお蔵入りだった)
 
【ルール】
  1. 全カードやる。とりあえず拡張ごとにやる。
  2. 評価は-5~+5でつけるが、あくまでもそのカードの絶対評価ではなく、非Shelter環境下におけるそのカードの有用性との相対評価。
  3. 故に元の強さが強いカードは少々マイナスでも相変わらず強いし逆も然り。
  4. 例外も多いが、主に初手~序盤で買う際の使い勝手をメインに見ている。
  5. 他のカードとの相対的な地位向上/低下も少し考慮に入れている。

前置き長くなりましたがやっていきましょう。

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ドミニオン:基本セット】

  • 市場   ±0 基本的に単体では影響なし
  • 改築  -1 屋敷を改築して改築を獲得できなくなった、銀貨は獲得できる、OverGrownEstimateを廃棄できる
  • 鍛冶屋 +2 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった、特にドローは有利に
  • 金貸し +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 木こり +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 議事堂 +2 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった、特にドローは有利に
  • 玉座の間+1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 研究所  ±0 基本的に単体では影響なし
  • 鉱山  +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 工房  +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 宰相  +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 祝宴  +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 祝祭  -1 Necropolisと同時に来て+アクションが活かせなければ木こり、デッキにおける必要枚数がやや減ったか
  • 書庫  +5 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった、特にドローは有利に、Necropolis後なら4ドロー、逆にNecropolisを引いたらわきに置ける
  • 地下貯蔵庫±0 基本的に単体では影響なし
  • 庭園   ±0 Hovelの早期廃棄が可能だがデッキ枚数が減ってしまう諸刃の剣
  • 泥棒  +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 冒険者 +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 堀   +2 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった、特にドローは有利に
  • 魔女  +2 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった、特にドローは有利に
  • 密偵   ±0 単体ではほぼ影響なし、しかしNecropolisを落とすかの判断が加わる
  • 民兵  +1 Necropolisにより他のターミナルアクションと絡めやすくなった
  • 村   -1 初手に買うカードじゃないというセオリーがさらに強化された
  • 役人  -3 序盤におけるアタック効果の威力が激減
  • 礼拝堂 【+2】 3-4Tに銀貨と同時に来たとき、OverGrownEstimateを廃棄すれば3金の買い物ができる可能性が高い、【屋敷全廃棄は非圧縮に対して3点落ちるがShelter環境ならそれがない】

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基本セットだけあって癖の無いカードが多く、
  • ターミナルアクションはNecropolisにより若干使いやすく
  • 特にドローとの組み合わせがgood
  • 村系は必要数が減る

といった基本的な影響が並んでいます。

その中で特筆すべきは+5の書庫。Necropolisと一緒に来ればアクションを維持したまま4ドロー、手札になくともドロー中にわきにおけるという好相性っぷり。逆に悲惨なのが-3の役人。3T使用時のアタック成功率が84%→42%と半減する。

 

こんな感じで他の拡張もやっていきます。点数はある程度主観も入りますので±1くらいは多めに見てください。しかし明らかな誤りがあれば教えていただけるとありがたいです。